中華民國鈴木音樂才能教育協會協会 TSA の皆様、本日の演奏会の開催を心から喜びお祝い申し上げます。
ISA ジャーナル spring 2003"The Suzuki Teacher Training System in Taiwan" で紹介されていましたように、近年 TSA は制度規約を整備して組織を固め、公正な手段で会員を募り、技術向上やお互いの励みとなるべくスズキ生徒たちの演奏の場を作る（与える）ために資金を集めるなど、改革を続けてきました。このように書くことは易しいですが、多くの困難がともなったことと思います。
そしてスズキメソードの指導実践とその国際的な普遍性を指導者と生徒が肌で感じるべく、 TSA は積極的に海外スズキ協会との交流を促進してきました。 2000 年と 2001 年同じく 8 月にここ台北で、 Korea 韓國、 Philippines フィリピン、 Singapore シンガポール、オーストラリア Australia 、 U.S.A 米国、 Japan 日本から指導者と演奏生徒を募って亜州交流音楽会開催、 2 年連続して成功裏に終えました。これは単なる演奏会としてイベント開催の役割だけではなく、 TSA が毎年上記の国々からスズキ指導者とその生徒たちを集めたことは、各国間の協調を深め、その後の Asia Suzuki Association 結成に弾みを与えたのです。
翌年 2002 年の 12 月 Singapore で開催された第 1 回 Asia Suzuki Conference の次の開催地として台灣（ 12nd~16th August 2004 in Taipei ）が選ばれたのは、なんら不思議ではありません。
不幸にも今年に入り台灣で SARS が流行、 TSA の来年への準備活動は一時停滞を余儀なくされと聞きました。しかし、事態は治まり、今日この演奏会を開催するほど協会活動は戻りました。とにかく TSA の生徒 / 会員 / 指導者全員が SARS 禍で大事に至らなく不幸中の幸いでした。
これから一年の間、 TSA の皆様は開催準備に勤しむことと思います。大変ご苦労をされるかも知れませんが、そこから生まれる素晴らしい結果は TSA の子供たちだけではならず、海外の鈴木協会生徒にも分かち合えると寺田は信じております。どうぞよろしくお願い致します。
本日はおめでとうございました。
日本才能教育研究会指導者
寺田義彦
